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お知らせ

胃瘻造設

ケース① 75歳 女性

10年来のアルツハイマ ー型認知症を患っている方。 2019年ごろから寝たきりとなり、 2020年から嚥下障害のため食事摂取量が低下していた。 2022年7月29日当院初診。 点滴で栄養管理していたが、 体重が7kg以上減少しており、ご家族の希望により、8月の某日当院で胃瘻造設を施行した。

ケース② 75歳 女性

2021年8月くも膜下出血発症、手術を受けたが、遷延性意識障害、右完全片麻痺、失語等認めた。リハビリ目的の転院を経て2022年8月有料老人ホームに入所。 経鼻胃管で栄養管理されていたため、本人の苦痛を考え、 ご家族の意向も確認して、8月某日当院で胃瘻造設を施行した。 楽しみ程度の経口摂取も行っている。

ケース③ 75歳 女性

2021年7月脳出血発症、左片麻痺の後遺症が残った。徐々に認知症も進行、2022年4月敗血症で入院し、寝たきりとなった。 経鼻胃管を留置された状態で退院、有料老人ホームに入所した。本人やご家族が希望されたため、9月某日当院で胃痩造設を行った。鼻から管を入れる煩わしさから解放され本人も喜んでいた。

担当医メッセージ

脳血管障害や神経筋疾患、 認知症などで嚥下機能が低下したり、 食べる意欲が落ちていて、胃や腸の機能に問題がない方は、経管栄養の適応となります。 主に鼻から管を入れる経鼻経管栄養と、 胃にカテーテルを留置する胃瘻がありますが、長期にわたる場合は胃痩のほうがメリットが大きいといえま す。 当院では胃痩造設にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。